やっと秋かな


 今朝は窓を開けなくても気持ちのいい朝でした。ほぼ1週間まえの金曜日に豊中駅に向かう箕面街道の道端にアスパラガスのような茎が5、6本にょきにょき。土曜日には15、6本ににょきにょきが増えてりました。
 ところが今日の帰りには20本以上に赤い花が開きかけていました。彼岸花・まんじゅしゃげです。「赤い花なら、まんじゅうしゃあ〜げ。オランダ屋敷に雨が降〜る」の花です。

 週2回の新聞配達をしているのですが、配達の度に秋の花が目に付くようになって来ました。その中で気にしている花に紫式部があります。見るたびに、真夏と違ってどんどん大きくなる感じ。ついに先週の土曜日にはミドリの丸い種ですかね、紫色に色づいてきています。
 春とはまた違った花の咲き方ですね。

 さて、今日はクラボウの人権裁判で大阪高裁で和解勧告のある日でした。私の故郷のクラボウが、自社に働く二人の労働者を日本共産党員ということで差別をしている事件です。
 2000年4月に「思想信条を理由に差別は許せない」と大阪地裁に提訴し、昨年の5月にクラボウは労働基準法3条違反で敗訴しました。クラボウは判決文を精査することなく即日控訴したのです。
 今年の6月に7回の弁論が終わり、職権で和解が勧告されました。その第一回目和解期日が今日だったわけです。
 8時から大阪のクラボウ本社前でビラ配布、座り込み、抗議集会。そして早期解決をするように要請団もクラボウ本社に入りました。気管支系の弱い私は排気ガスの多い座り込みはやはりよくありませんでした。夕方から喉が変になってきました。(大阪では高速道路脇にある大阪労働局前で座り込みをすることがよくあるのですが、ここは最悪のところです)
今日はクラボウと共に大阪で闘われている「仲立証券争議」の早期解決を図るための行動も同時にやられました。
 大原孫三郎の「クラボウ」の紡績工場後はアイビースクウエアとして、全国にも有名なホテルとして利用されています。私事ですが、江口家のお墓はこの紡績工場跡・アイビースクエアを見下ろすところにあります。
 倉敷生まれの私としては、進取の気風のある倉敷のクラボウが「ものの考え方が違う」と言う「思想信条の自由」を認めた日本国憲法違反をすることは、なんとしても許されない思いで、この裁判の早期解決を望んでいます。
 今時、こんなことが許されるはずがありません。  思いつくままにくだくだと書きましたが、書き足らない思いが残りますね。

 今朝の高架を走る阪急電車から見た六甲山はきれいでした。

江口裕之(労働時間短縮研究所所長) 2004年9月15日記


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